【整備の舞台裏】今どきのクルマに欠かせない「エーミング作業」って知ってますか？

こんにちは

突然ですが、「エーミング作業」って聞いたことありますか？

最近のクルマに増えている、ぶつからないブレーキや車線はみ出し防止など――いわゆる“先進安全装置”を正しく働かせるために欠かせない作業なんです。

今日はそんな“ちょっと地味だけど超重要”な「エーミング」について、現場の視点でお話します！

最近のクルマには、前方カメラやミリ波レーダーなどの「センサーの目」がたくさん付いています。

でもこの“目”、取付けただけでは正しく機能しません。ほんの数ミリのズレでも、誤検知や誤作動の原因になることも…。

たとえば：

• フロントガラス交換後

• バンパーやグリル交換後（ココ重要！！）

• 事故修理後

• センサーの警告灯が点灯したとき

こういったときに、正しい角度・位置にセンサーを合わせ直す必要があるのが「エーミング作業」です。

エーミングには「静的エーミング」と「動的エーミング」があります。

• 静的エーミング：ターゲットという標的を設置して、クルマをピタッと決めた位置に置いて調整。

• 動的エーミング：一定の条件下で実際にクルマを走らせ、センサーが自動調整するタイプ。

当社では専用のターゲット機器やスキャンツールを使い、国の認証を受けた整備環境でしっかり作業を行っています。

エーミングが不十分なままだと、衝突被害軽減ブレーキが必要な場面で効かない、逆に誤作動してブレーキが勝手にかかる…なんてことも。

しかも、2024年から本格的に始まった「OBD車検」では、エーミングエラーが出ていると車検に通らない可能性もあるんです！

「センサーに関係しそうな修理をしたけど、ちゃんと調整できてるかな…？」
「エーミングってそもそも、うちのクルマに必要なの？」

そんなときは、お気軽にご相談ください！